ソーシャルゲーム事業で成功した人物

ソーシャルゲーム事業で成功した人物

電車に乗れば多くの人がスマホを片手にソーシャルゲームを楽しんでいる姿が見られます。ソーシャルゲームの市場は成長が著しい分野で、ヒット作を生み出せばかなり大きな収益を上げられるとも言われています。このようなソーシャルゲーム業界で成功をおさめた人物の一人が、梶原吉広さんという方になっています。この梶原吉広さんとはどのような方なのでしょうか。

 

梶原吉広さんは北九州市で生まれた方で、もともとはファッションデザイナーを志望して服飾の専門学校に通っていたという、どちらかといえばソーシャルゲームとは異なる道を夢見ていたそうです。ですが、この夢をあきらめ、上京し友人ら3人と共に有限会社グローバルメディアソリューションという会社を設立したそうです。実はこの会社が現在のgloopsというソーシャルゲームやWeb関連サービスの開発や運営を行う会社となりますが、梶原吉広さんたちが設立した当初は、紙媒体の広告代理店だったそうです。

 

グローバルメディアソリューションがSNSの分野に進出するに至ったのは、梶原吉広さんがソーシャルゲームに出会い、事業化をすることで面白いことが起こるのではと感じたためだったようです。もしこの時に梶原吉広さんがソーシャルゲームに出会わなければ、今のgloopsは無かったということになりますよね。ただ、広告業とは全く別分野となるSNS事業は、当初はうまくいかず苦労をしたそうです。

 

パソコンメインのSNSから、梶原吉広さんはモバイルの分野へと可能性をかけてチャレンジし、グローバルメディアソリューションの最初のヒット作となる「渋谷クエスト」をリリースしています。この時点ではスタッフ10名の会社だったそうですが、1年半後には150名のスタッフを抱える企業となったそうです。

 

2011年に会社名を今の株式会社gloopsに変更し、さまざまなヒット作を生み出すことに成功しています。この成功の真っただ中にあった2012年に、梶原吉広さんは会社を韓国系のソーシャルゲーム企業に売却したそうです。2005年に必死の思いで300万円をかき集めて作り上げた会社の売却益は約300億円とも言われており、梶原吉広さんはわずか7年ほどで多くの資産を得ることに成功をした人物ということができます。

 

現在梶原吉広さんは元タレントの奥様とお子さんと一緒にシンガポールに移り住み、実業家として事業展開をしているということです。ソーシャルゲーム事業において、このような成功者がいるということは、夢が持てる話しですよね。